どうも、け。です。
鳴潮界隈で「クイックスワップ」という言葉を耳にすることがあると思います。
クイックスワップは一部のユーザーの間で使われている非公式の鳴潮オタク用語で、公式の鳴潮語ではありません。
ただ、知っておくと便利なテクニックなので「クイックスワップ」の解説と実用例をいくつか紹介していこうと思います。
クイックスワップって何? アンコちゃんにも分かるように解説!
「クイックスワップ」はいくつかのスキルの「キャラクター交代をしても攻撃を中断せず継続してくれる」という仕様を利用したテクニックのことです。
アンコの共鳴スキル、「無妄者」の音骸スキルが代表例ですね。
アンコの共鳴スキルや「無妄者」の音骸スキルは、スキル発動後にキャラクター交代をしても攻撃を中断せず継続してくれます。
交代したキャラクターはいつも通りに操作ができるので、一時的に2人で敵を攻撃する状況を作り出すことができます。
ちなみに、戦闘中以外ではこの現象は起きないので、「クイックスワップ」を試したいときは適当な敵さんを用意してください。
クイックスワップの強み
スキルローテーションの短縮
クイックスワップの強みの1つは「スキルローテーションを短縮できる」ことです。
例えば、アンコ共鳴スキル→長離共鳴解放→長離特殊重撃→アンコ共鳴解放というふうにスキルを回していくとします。
クイックスワップを使うと2人で敵を攻撃する時間が生まれるので……
こういう感じに時間短縮をすることができます。
つまり、より短い時間で火力を出せるということですね。
仮定の話ですが、アンコちゃんと長離お師匠が10秒で合計100,000ダメージを出すとします。
それがクイックスワップを使うことでスキルローテーションを短縮し、8秒で合計100,000ダメージを出しました。
ダメージは同じ100,000ですが、1秒当たりのダメージは10,000から12,500に上昇します。
これがいわゆる「DPSがアップした」というやつですね。
「スキルローテーションの短縮」は短い時間で火力を出せるようになるので、間接的な火力アップに貢献してくれます。
控えにいる状態で共鳴回路のゲージや協奏エネルギーを溜められる
キャラクター交代をすると、交代前のキャラクターのステータスが見えなくなります。
ちゃんと共鳴回路のゲージや協奏エネルギーが溜められているか心配になりますが、キャラクターを戻して確認してみるとしっかり溜められていることが分かります。
クイックスワップしたとしてもゲージやエネルギーを溜める行動には影響がありません。
つまり、ある意味で「控えにいる状態」でもゲージや協奏エネルギーなどが溜められる……ということですね。
残っているキャラクターは無敵
クイックスワップで敵の目の前に取り残されたキャラクターの無事が心配になりますが、
ご安心ください無敵です。
鳴潮は、プレイヤーが操作しているキャラクターしか敵からの攻撃でダメージを受けない仕様になっています。
そのため、隙が大きいスキルを使っている最中に他のキャラクターに交代することで、隙の大きいスキルを安全に使うことができます。
これもクイックスワップの強みの1つですね。
クイックスワップの弱み
こんな感じに便利なクイックスワップですが、弱点もあります。
終奏スキルの効果が消える
大きいところでいうと「終奏スキル」のバフ効果が消えるのはクイックスワップの明確な弱点ですね。
終奏スキルの説明に「他のキャラクターに切り替えたら、効果終了」と書かれているものは、キャラクター交代のボタンを押した瞬間にバフが消えます。
クイックスワップをして、ゲーム画面上では出場しているように見えてもシステム上は「他のキャラクターに切り替えた」と認識されるようです。
実際にアンコの共鳴スキルで確認してみましたが、アンコから長離に変えた瞬間に共鳴スキルのダメージが下がっているのを確認できます。
つまり、長離の焦熱ダメージブーストが消えている……ということですね。
もちろん、「アンコが消える前に素早く戻れば終奏スキルの効果が復活する」なんてこともありません。
特定のキャラクターをとにかく強くするパーティ編成では、終奏スキルの効果発動中はクイックスワップを使わない方が良いと思います。
一部スキルの追撃が発生させづらくなる
アンコの共鳴スキル、丹瑾の強化重撃のように攻撃の後半で追加入力をすることで「追撃」を発生させられるスキルがいくつかあります。
こういったスキルをクイックスワップすると、追加入力がしづらくなり「追撃」が発生させづらくなります。
全く発生させられないわけではなくて、スキルの継続中に元のキャラクターに戻れば追撃を発生させることができます。
ただ、クイックスワップのタイミングが遅かったり、交代先のキャラクターの行動次第では間に合わなかったりします。
キャラクターやパーティ編成にもよりますが、追撃を発生させることを諦めたり、追撃を発生させることを優先したり取捨選択が必要ですね。
操作が忙しくなる
鳴潮を遊んでいて「敵の攻撃を避けながらキャラクターを動かしてるだけでも精一杯!」という僕みたいな人って結構多いと思います。
そこからさらにクイックスワップを取り入れる……なんて頭がこんがらがりますし、お手々が追いつきません。
クイックスワップは確かに有用なテクニックですが、多用すればするだけ操作が忙しくなります。
スキルのクールタイム管理が大変なのもそうですが、予期せぬタイミングで協奏エネルギーがMAXになって終奏スキルを無駄遣いしてしまう……みたいなことも結構あるんですよね。
ただ、鳴潮は基本的にソロのゲームです。
「スーパーマリオ64」ではほとんどのマリオがケツワープしていません。
また「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」では全てのリンクが親指をしゃぶりながらハイラルを走り回っているわけではありません。
それと同じように鳴潮でも必ずクイックスワップを使う必要はなくて、クイックスワップを使わなくても鳴潮の攻略は十分可能です。
クイックスワップの実用例
とは言え、使えると便利な場面は確かにあるので、簡単なクイックスワップの実用例をいくつか紹介しようと思います。
アンコ
アンコは共鳴スキルが発動した時点でクイックスワップができます。
継続時間が長めで隙も大きいので、クイックスワップをすることで安全に攻撃ができますね。
共鳴スキルを撃ち切る前にアンコに戻れば追撃も発生させるので、お手々と心の余裕があったら狙ってみても良いかもしれません。
僕は追撃撃つの結構サボってます。
また、アンコはゲージを消費する特殊重撃でもクイックスワップができます。
これに関してはスキル説明にも書いてあるので、僕たちが「クイックスワップ」と呼んでいる仕様自体、鳴潮開発は認識しているということだと思います。
長離
長離はクイックスワップのテクニックがとても多いキャラクターです。
その全てを使いこなすのは大変ですが、ゲージを使う特殊重撃がクイックスワップできることは知っておいても良いと思います。
長離の特殊重撃は中断耐性が高めでダメージ軽減もついているものの、隙が大きいのでクイックスワップして無敵でやり過ごすのはおすすめです。
吟霖
吟霖も隙の大きい攻撃が多いキャラクターですよね。
共鳴スキル2回目の大きく振りかぶって敵に殴りかかるモーションは隙が大きいですが、このスキルはクイックスワップができるので他のキャラクターに交代してやり過ごすことができます。
また、吟霖のゲージを消費する特殊重撃はとても無防備です。
長離のように中断耐性が高くありませんし、ダメージ軽減もありません。
吟霖の特殊重撃は敵に殴られる前にさっさとキャラクター交代するのがおすすめです。
散華
散華の氷を破壊する特殊重撃もクイックスワップが可能です。
ただ、氷が破壊されないと協奏エネルギーの獲得が発生しない点には注意してください。
裏を返すと、散華が協奏エネルギーMAXの状態でも、クイックスワップを利用することで次のスキルローテーションに協奏エネルギーを持ち越すことができます。
秧秧
秧秧のゲージを消費する強化空中攻撃は、大量の協奏エネルギーを獲得できる行動……ですが、見た目のカッコ良さの割に倍率は低めの攻撃で、隙も大きいです。
もし、強化空中攻撃をしている時点で協奏エネルギーがMAXになっていたら、さっさとキャラクター交代することをおすすめします。
協奏エネルギーが溜まっていなくてもクイックスワップすることは可能ですが、キャラクターが空中にいる状態で交代してしまうので、長離のような空中でスキルを発動できるキャラクターじゃないとちょっと不便な状態になってしまいます。
音骸「無妄者」
消滅ダメージの音骸「無妄者」は、スキル発動時点でクイックスワップ可能です。
音骸「無情のサギ」
共鳴効率の音骸「無情のサギ」も発動時点でクイックスワップ可能です。
終奏スキルで交代すれば、ダメージアップサポートの効果もちゃんと発動しています。
音骸「浮遊鱗機」
コスト3音骸「浮遊鱗機」のスキルもクイックスワップが可能です。
「輝き蛍の軍勢」のようなバフ効果はありませんが、クイックスワップをしながら倍率高めの凝縮ダメージを与えられるというメリットがあるので、凝縮属性のキャラクターのメイン音骸として人気です。
使えたら使おう「クイックスワップ」
というわけで、クイックスワップのとても基礎的な解説でした。
結構色々なスキルがクイックスワップできますし、キャラクターを頻繁に交代しながらガチャガチャ戦うのは楽しいです。
クイックスワップで自分なりのスキルローテーションを探してみるのも鳴潮の面白さの1つだと思います。
ただ、「なんでクイックスワップしないの?」みたいな「クイックスワップ警察」には注意してください。
鳴潮はほぼソロのゲームで、人によって色々な遊び方がありますし、デバイスによって遊びやすさも違います。
そもそも「クイックスワップ」という用語自体が非公式の言葉なので、自分から進んで鳴潮の攻略を調べるような僕たちのような人種じゃないと知る機会のないオタク用語です。
楽しくゲームを遊んでいる人を怖がらせないためにも、僕たち自身が「変な人」って思われないためにも、クイックスワップ警察にご注意ください。
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