【原神】鍾離（ショウリ）の個人的な評価

どうも、け。です。

背中で語る男、すごく好きです。

往生堂のヒモこと鍾離の個人的な評価をしていきます。

ゲームの進行や手持ちによって評価は変わると思うので、その都度加筆修正していきます。

（現在世界ランク8、無凸）

各キャラクターの個人的な評価

鍾離の個人的な評価

武器：槍　元素：岩　突破ステータス：岩元素ダメージ

魔改造されたVer1.3から現在（Ver4.0～）まで最高峰のシールドを張ることのできる最優のシールドサポーターとして君臨しています。

元素スキル長押し時のシールドは全元素耐性・物理耐性減少のデバフも持っているので、防御面だけでなく火力面でのサポートもできます。

また、ほとんどの敵の攻撃をシールドで無効化できるため敵の攻撃を避ける必要がなくなり、攻撃に集中できる……という立ち回り面での間接的な火力上昇の貢献度も大きいです。

鍾離をパーティに入れることで超火力が出せるわけではありません……が固すぎるシールドの存在が環境に与える影響は非常に大きく、原神というゲームの難易度を大きく下げる「イージーモード」を作り出してしまう性能をしています。

そういう意味で「バランスブレイク」なキャラクターです。

 

天賦の評価

天賦育成の優先順位は元素スキル＞元素爆発＞＞通常攻撃です。

基本的にシールドを張るための元素スキルに投資しておけば問題ありません。

元素爆発は装備構成では火力を出すことができますが、シールドサポートに特化する場合は火力が出しづらいです。

通常攻撃は基本的に投資する必要はありません……が、固有天賦込みのダメージは悪くないのでメイン運用したい人は投資しても良いと思います。

 

通常攻撃・重撃

やたらかっこいい通常攻撃と重撃です。

倍率自体は低いものの、固有天賦「贅沢な食饌」によりヒットごとにHP上限の1.39％がダメージに加算されます。

そこそこの火力は出せますが鍾離で殴るよりもアタッカーに切り替えた方が火力が出せるため、天賦の優先度は低いです。

通常攻撃の手数の多さ、全体モーションが少ないという小回りの良さは、武器効果の発動、行秋・完凸フィッシュルなど通常攻撃時に追加攻撃が発生するものを狙う技としては悪くないです。

 

元素スキル

＜短押し＞で細い柱を目の前に生成します。

岩元素創造物（凝光の元素スキル、岩主人公の元素スキル・元素爆発）と共鳴し、範囲ダメージが起こすことができます。

倍率自体が低く、固有天賦「贅沢な食饌」によりHP上限の1.9%がダメージに加算されます……が、あまりダメージには期待できません。

探索ではハイジャンプができるキャラクターの「足場」を作って高度を稼ぐのに便利です。

 

戦闘では基本的に＜長押し＞をメインに運用し、＜長押し＞ではHP依存のシールドを生成します。

＜長押し＞によるシールドはクールタイム12秒/継続時間20秒と常時維持可能な上に、シールド継続中は全元素耐性－20％・物理耐性－20％のデバフを周囲の敵に付与します。

耐性デバフが有効な範囲な範囲はそこまで広くなく、おおよそ元素スキル長押しの衝撃波が当たる……よりも狭いくらいです。

甘雨、リネなどの遠距離攻撃のアタッカーを採用する際は耐性デバフがかからないこともある点には注意が必要です。

シールド自体も全元素・物理攻撃に対して150％の吸収効果（シールドの固さ1.5倍）がある上に固有天賦「岩の宸断」により最大＋25％のシールド強化が加わるので非常に固いです。

 

また、＜長押し＞のシールド生成時の衝撃波は岩元素構造物への高い元素消費能力（≒破壊能力）があります。

探索では鉱石の破壊、戦闘では敵の岩元素シールドや構造物系のギミックの破壊にとても便利です。

 

元素爆発

「石化」効果付きの倍率やや高めの元素爆発です。

倍率は天賦レベル8時点で770％とかなり高く、倍率部分に固有天賦「贅沢な食饌」によるHP33％の倍率が加算されます。（HP33％部分にはダメージバフ、会心が乗る）

必要元素エネルギー40ですが、鍾離自身の元素粒子発生能力はそこまで高くないため、連発を狙うならパーティ単位での元素エネルギー供給が重要となります。

一方で、鍾離をシールドサポーターとして運用している場合はダメージが出しづらく、そもそも使わない方が時間に対しての火力が伸びる（いわゆるDPS）……ので、使わないという選択肢もあります。

 

石化時間は3.8秒とやや短めに感じますが、次に出場するキャラクターで火力を出すための準備をする時間程度はあります。

ボスや一部の石化耐性のある敵を除いて有効であるため、パーティを立て直す際にも便利です。

 

パーティに圧倒的な安定感をもたらすシールドサポーター

鍾離の魅力は、元素スキルによる非常に強固なシールドです。

現在、鍾離以外にもいくつかのシールドサポーターが実装されていますが、その中でも鍾離のシールドは圧倒的な性能を誇ります。

鍾離は元々のHPが高いことに加えて、全ての攻撃に吸収量150％効果のある岩元素シールドというアドバンテージ……さらに、固有天賦によるシールド強化を持っているので、非常に強固なシールドを作り出すことができます。

 

強固なシールドを張ることで撃たれ弱いアタッカーでも安心して戦えるという点でも優れています。

シールドを張っている間は敵からの攻撃を無効化するだけでなく、ノックバックや行動の中断も発生しなくなります。

甘雨やリネのような狙い撃ちアタッカーで敵をエイムするときに立ち回りに気を付ける必要がなくなります。

また、宵宮や放浪者のような「制限時間アタッカー」は火力を出せる時間が限られているので、鍾離のシールドを張ることで敵の攻撃を避ける必要がなくなり、火力を出すことに集中できます。

鍾離のシールドは「敵の攻撃を避けなくて済む」という立ち回り上の安定感のおかげで間接的な火力上昇に大きく貢献してくれます。

また、ヒーラーなしでもパーティが成立するほどの安定感・安心感があるので、ヒーラーの枠をサブアタッカー・サポーターに使ってパーティ単位での火力を伸ばすこともできます。

 

鍾離はデバフサポーターとしても優秀

鍾離は全元素・物理耐性－20％のデバフを周囲の敵に付与することができるので、デバフサポーターとしての役目も持っています。

一般的に耐性デバフサポートと言えば聖遺物「翠緑の影」4セットを装備する風元素キャラクターです。

風元素サポーターは「翠緑の影」を装備することで拡散した元素の耐性を－40％も下げることができます。

鍾離のデバフは－20％なので「翠緑の影」と比較すると効果は小さいですが、「翠緑の影」でデバフできない風/岩/草元素、物理のデバフもできます。

また、シールドを維持しているだけでデバフが完了するという扱いやすさの面でも優秀です。

 

敵からの攻撃を受けないことを条件とした装備が使えるようになる

鍾離をパーティに採用することで、「螭龍の剣」といった敵からの攻撃を受けないことを条件とする装備が活用できるようになります。

また、聖遺物「逆飛びの流星」や岩元素共鳴のように「シールドを張る」ことが条件となるものも少なからず存在します。

そういったものの効果発動のために、鍾離の強固なシールドを活用しましょう。

 

Ver3.0の草元素、Ver4.0のフォンテーヌによる「シールド」の環境の変化

相変わらずの固すぎるシールドの存在により鍾離はシールドサポーターとして圧倒的な地位を確立しています。

しかし、アップデートを経て少しずつ環境も変化しています。

 

Ver3.0で実装された「草元素」により、元素反応を起こす頻度が重視されるようになり、草元素関連のパーティでは鍾離が採用される機会が減りました。

鍾離はシールド付属するデバフにより草元素耐性も下げることができるので、全く採用されない……というわけではありません。

一方で、火力を伸ばすことを考えると草元素反応を起こすための元素付着ができるキャラクターや超開花・烈開花を起こせるキャラクターが優先される傾向にあります。

 

フォンテーヌ環境ではHPの増減がトリガーとしてHPを伸ばすキャラクター・装備が登場することが予測されます。

フォンテーヌ環境ではHPを回復できるヒーラーの価値が高まる気配が感じられるので、ヒーラーと「耐久面のサポート」という点で役割が競合する鍾離が採用されなくなる傾向が生まれるかもしれません。

 

……ただ、草元素環境でもフォンテーヌ環境でも、鍾離の「非常に強固なシールド」という唯一無二の個性が失われるわけではありません。

というか、鍾離のシールドをも破壊するような殺意の高い敵が増えつつあります。

火力にある程度の妥協をして安定感という選択肢を取る場合、相変わらず鍾離がパーティに採用される機会は多いです。

 

おすすめの聖遺物・武器

鍾離のシールドはHPに依存します。

そのため、シールドの強化を考えるのであればHP％の確保が重要となります。

ダメージを伸ばすという点ではHP％よりも攻撃力の方が恩恵がやや大きいですが、シールドが維持できないと鍾離はほとんどの仕事ができなくなるので、まずはHP％を優先しましょう。

鍾離に火力を求める場合、HP％だけでなく会心率・会心ダメージ・攻撃力％も重要となります……が現環境で鍾離で火力を出すことは少ないです。

むしろ敵の攻撃が痛い場面が増えてきました。

HP％をしっかり確保しつつ、「西風長槍」の効果発動のための会心率を確保する……という育成方針が無難だと思います。

 

おすすめの聖遺物

基本的にはHP％で固めておくのが「無難」です。

火力を求める場合は岩元素ダメージ、会心ステータスを確保するようにしましょう。

冠は「西風長槍」を装備する場合は会心率にしておくと武器効果発動がしやすくなります。

サブオプションで十分な会心率を確保できている場合はHP％にしましょう。

「千岩牢固」2セット～4セット

2セット効果でHP＋20％を確保できます。

4セット効果では攻撃力バフとシールド強化が獲得できます……が、無凸鍾離の場合は柱が1つのため安定感に欠けます。

「千岩牢固」2セットに「花海甘露の夢」2セットを組み合わせて合計でHP＋40％を確保する組み合わせもおすすめです。

「旧貴族のしつけ」4セット

2セット効果で元素爆発のダメージ＋20％を確保でき、4セット効果で元素爆発発動でチーム全員に攻撃力＋20％のバフを付与できます。

不安定な「千岩牢固」4セットと比較して確実に攻撃力バフを獲得できますが、鍾離の元素爆発モーションがDPS低下になる場合もあります。

「悠久の磐岩」4セット

2セット効果で岩元素ダメージ＋15％を確保できます。

4セット効果は拾った結晶の該当元素のダメージ＋35％と強力なサポートバフをパーティに付与できます。

鍾離自身で結晶を拾う手間があり、狙った元素の結晶を拾いづらいのであまりおすすめしませんが、「モノパイロ（炎元素単一）」などの特定元素に偏ったパーティでは採用できなくもないです。

 

おすすめの武器

パーティに粒子を配れる「西風長槍」かHP％が伸ばせる武器がおすすめです。

西風長槍

元素チャージが確保でき、会心時に無色粒子を発生させられます。

鍾離の元素爆発の回転率が上昇するだけでなく、パーティの元素エネルギーサポートもできるためとてもおすすめの選択肢です。

会心攻撃が武器効果のトリガーなので、鍾離である程度会心率を確保しておきたいです。

黒櫻槍

HP％を確保できる星3武器です。

育成素材も安めなので、Lv70・Lv80くらいのものを育てておいても良いと思います。

死闘の槍

基礎攻撃力が低いものの会心率が高く、武器効果も地味ながら優秀です。

ダメージを出したい場合、おすすめの星4武器です。

「漁獲」

元素チャージ効率、元素爆発ダメージバフ、会心率……と鍾離で元素爆発アタッカーをやる場合にとてもおすすめの選択肢ですが、非常に優秀な武器であるために他に「漁獲」を必要とするキャラクターが多いです。

 

おすすめのパーティ編成・鍾離を必要とするキャラクター

鍾離は強固なシールドによるサポート、全元素耐性・物理耐性低下のデバフを持っているので、どのパーティに入れても機能するキャラクターです。

「シールドを張る」だけで仕事が完了するので、クールタイムごとに元素スキル＜長押し＞をすることだけ意識しましょう。

どちらかというとパーティ編成の都合上、「鍾離を必要とするキャラクター」が一定数いることを覚えておいた方が良いかもしれません。

 

鍾離の岩元素攻撃により凍結が解除されてしまうため、凍結を重視する凍結パーティでの採用はやや優先度がやや低いです。

また、鍾離の岩元素攻撃により敵に付着した元素が剝がされてしまうことがあります。

元素反応をシビアに考えなければならないパーティでは鍾離を採用しない方がいいかもしれません……が、原神はそこまでシビアなゲームではないので、あまり気にしなくて良いです。

 

「鍾離のシールドをもっと固くしたいよ」という人は、行秋や北斗のようなダメージ軽減サポーターの採用がおすすめです。

また、フィッシュルなどの「千岩牢固」4セットに適性があるキャラクターを採用し、シールド強化を獲得したり、岩元素共鳴を発動することでシールドを固くすることができます。

 

鍾離を必要とするキャラクター

あくまで僕の手持ちの中での考えです。

胡桃

胡桃はヒーラーを採用しづらく、キャラクター交代のできない元素スキル使用後にしか炎元素付着ができないため、風元素サポーターによる「翠緑の影」のデバフの恩恵を受けづらいです。

そのため、鍾離の存在がとても大きいキャラクターの1人です。

宵宮・放浪者など耐久面に不安があるキャラクター

宵宮は胡桃と似た「制限時間アタッカー」ではあるものの胡桃よりは炎元素付着がしやすく、風元素サポーターの恩恵を受けやすい……ですが、単純に中断耐性が低く打たれ弱いので鍾離の存在が大きいです。

放浪者は宵宮同様に……宵宮以上に中断耐性が低く打たれ弱いため、鍾離のシールドの恩恵が大きいです。

また、風元素耐性デバフの手段が限られているため、デバフサポートの観点でも鍾離を必要とします。

荒瀧一斗・ノエルなどの岩元素アタッカー

荒瀧一斗は岩元素共鳴用のシールドサポーターとして鍾離を必要とします。

ノエルは自身でシールドを張ることができますが、安定感を考えると鍾離の常時維持できるシールドの存在が大きいです。

また、岩元素専門サポーターである「ゴロー」が岩元素キャラクターを3人パーティに必要とするため、3人目……もしくは4人目の岩元素キャラクターとして鍾離という選択肢は用意しておきたいです。

ティナリ・刻晴など激化アタッカー

「激化（草＋雷元素）」で戦うティナリは炎・水元素が敵に付着すると火力が低下するため、ヒーラー・耐久サポートが限定されています。

ティナリ同様に「激化」で戦う刻晴もヒーラー・耐久サポートが限定されている上に激化パーティで採用されるナヒーダの草元素付着が強すぎるせいで風元素サポーターの拡散による「翠緑の影」デバフの恩恵を受けづらいです。

鍾離はシールドを張るだけでデバフができ、パーティの耐久面にも貢献してくれます。

 

環境が変化しても「最優のシールドサポーター」として君臨し続けるバランスブレイカー

「シールドによる利便性」だけでトップクラスの性能を発揮しているキャラクターです。

鍾離自身が高いダメージが出せたり、アタッカーの火力を大きく伸ばすサポート能力を持っているわけではありませんが、「固すぎるシールド」が原神というゲームのバランスに大きく影響しています。

シールドを貫通してキャラクターにダメージを与える「浸食」デバフ、シールドを張っているとカウンターでシールドを張る敵、草元素環境、フォンテーヌ……と様々な環境変化がありました。

そんな中でも鍾離は変わらない安心感と安定感でプレイヤーからの強い支持を獲得しています。

 

個人的に、鍾離はどのプレイヤーにもおすすめできるキャラクターです。

探索でも戦闘でもとても便利なキャラクターなので、ヘイワットに1人はいて欲しい性能をしています。

特に僕のように「アクションゲームが苦手」という人にはとてもおすすめです。

一方で、「鍾離のせいでゲームが下手になりたくないよ」という人にはおすすめできません。

あまりにもシールドが固すぎるせいで……敵の攻撃を避けることを忘れるからです。

鍾離が好きな人はもちろん、快適に原神を遊びたい人はぜひ鍾離をお迎えしてみてください！